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遺言書のお話

2026年02月21日

80代の親を持つ40代へ|85歳祖父が新築に「2022」…日付を書く習慣から考える終活と相続準備

大阪の遺言書作成サポート司法書士ゆいごんのしげもり

※こってりつけ麺レア鶏チャーシュー炙り豚ちゃーしゅー

80代の親を持つ40代へ|85歳祖父が新築に「2022」…日付を書く習慣から考える終活と相続準備



■ はじめに



「またやったか…」



積水ハウスで建てた新築住宅の水切り部分に、大きく黒ペンで書かれた「2022」の文字。

それを書いたのは、85歳のおじいさま。



買ったものすべてに“購入日と金額”を書き込む――。

そんな祖父の習慣が、とうとう新築住宅にまで及んだというニュースが話題になりました。



一見すると微笑ましくもあり、家族からすれば少し困った出来事。

しかし司法書士として高齢者支援に携わる立場から見ると、このエピソードにはとても大切なヒントが詰まっていると感じました。



今日は「日付を書く祖父」から見えてくる、家族の記録と終活の在り方について考えてみたいと思います。



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■ なぜ“日付を書く”のか?



記事によると、おじいさまが日付を書き始めたのは50代以降。



理由はとてもシンプルでした。



「いつ買ったか忘れるから」

「当時の相場を思い出せるように金額も書く」



さらに40年以上、家計簿と日記をつけ続けているとのこと。



これは決して“変わった癖”ではありません。

むしろ「記録を大切にする人」の姿勢そのものです。



高齢になると、



・いつ購入したのか  

・いくらで買ったのか  

・修理や交換の時期はいつか  



こうした情報が分からなくなることに、不安を感じる方は少なくありません。



“書く”という行為は、その不安を自分なりに解消する方法だったのだと思います。



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■ 司法書士の現場で感じる「記録の力」



相続や高齢者支援の現場では、こんな場面によく出会います。



「この不動産、いつ建てたんでしたっけ?」

「いくらで購入したか分からないんです」

「リフォーム費用の記録が残っていなくて…」



不動産の取得時期や金額は、税務や相続手続きにおいて重要になることがあります。

また、固定資産税や減価償却、売却時の譲渡所得計算など、後から必要になるケースも少なくありません。



85歳のおじいさまの行動は、

ある意味で“超アナログな資産管理”とも言えます。



家の外壁に書くのは少し大胆ですが(笑)、

「記録を残す」という発想自体は、とても理にかなっているのです。



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■ 家族の受け止め方もまた“終活”



今回印象的だったのは、お孫さんの言葉です。



「祖父が書いて母が怒る、というやり取りができるのは、頑張ってもあと20年あるかないか。だから見守りたい」



この視点は、とても温かいものです。



高齢の親の行動に、

・困ること  

・直したくなること  

・つい注意してしまうこと  



たくさんあります。



しかしそれは、

“その人らしさ”でもあります。



終活とは、

単に財産を整理することではありません。



「その人の生き方や習慣をどう受け止め、どう残すか」

これも立派な終活の一部です。



---



■ では、どう備えればよいのか?



今回のケースをきっかけに、40代・50代の皆さまにお伝えしたいことがあります。



80代の親を持つ世代こそ、



・不動産の取得時期や契約書の保管場所を確認する  

・固定資産税の通知書を一緒に見てみる  

・家計簿や通帳の整理方法を共有しておく  



こうした“軽い対話”を始めてみてください。



外壁に書かなくても(笑)、



・エンディングノート  

・不動産一覧表  

・購入履歴のまとめ  



といった形で残しておくと、将来の相続手続きが格段にスムーズになります。



---



■ まとめ ― 記録は、愛情のかたち



「2022」と書かれた新築住宅。



それは単なる落書きではなく、

“忘れたくない”という思いの証だったのかもしれません。



40年続けた家計簿。

家電に書かれた日付と金額。



それは「きちんと暮らしてきた証」であり、

家族へのメッセージでもあります。



もし親御さんに独特の習慣があったとしても、

それをただ“困ったこと”として終わらせるのではなく、



「なぜそうするのだろう?」



と一歩踏み込んでみる。



そこから、やさしい終活の第一歩が始まるのだと思います。



司法書士として、私は

“揉めない相続”だけでなく、

“思い出せる相続”を支えるお手伝いをしていきたいと考えています。



今日、ぜひ一度。

ご両親にこう聞いてみてください。



「この家、いつ建てたんだっけ?」



そこから、家族の物語がまたひとつ動き始めるかもしれません。


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