

※二郎系第2弾脂上煮干し乗せ
80代の親を持つ40代へ|60代以上の資産2000兆円時代に起きる「老老相続」の本当の問題
【はじめに】
「亡くなるときが人生で一番お金持ちだった」
これは、いまの日本で決して珍しくない現実です。
60代以上が保有する資産は約2000兆円。
そのわずか0.25%が消費に回るだけで、日本の名目GDPを1%押し上げる力があると言われています。
しかし実際には、多くの高齢者が「長生きリスクが不安で使えない」という心理から、資産をほとんど取り崩さないまま相続を迎えています。
私は大阪市で司法書士として、相続の現場に日々立ち会っていますが、このテーマは決して他人事ではありません。
今日は「80代の親を持つ40代世代」に向けて、法務の現場から見える現実をお伝えします。
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■ なぜ資産が使われないのか
高齢者の多くは、
・年金の範囲内で生活している
・老後資金を減らすことに強い不安がある
・「子どもに迷惑をかけたくない」という思いが強い
という傾向があります。
結果として、老後のために蓄えた資産をほとんど使わないまま亡くなり、「老老相続」が発生します。
実際、相続人の半数以上が60歳以上というデータもあります。
つまり、80代の親から60代の子へ。
そしてそのまま再び高齢世代の資産として滞留する。
資産が世代内で循環し、社会にも家族にも十分に活かされない構造ができているのです。
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■ 相続の現場で起きている「あまりに恐ろしいこと」
私が怖いと感じるのは、金額の大きさではありません。
「準備がないまま相続が発生すること」です。
・通帳の場所がわからない
・不動産の名義が古いまま
・遺言がない
・相続人同士の意思疎通がない
そして、相続人もすでに高齢。
体力・判断力・気力が落ちた状態で、煩雑な相続手続きに向き合うことになります。
老老相続は、
“争族”になりやすいというより、
「疲労相続」になりやすいのです。
手続きが負担になり、放置される不動産も少なくありません。
結果として、空き家問題や地方経済の衰退にもつながります。
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■ 40代のあなたが、いま出来ること
80代の親を持つ40代は、実はとても重要な立場です。
親世代にとっては、
・本音を話せる存在
・将来を一緒に考えられる相手
でもあります。
だからこそ、こんな問いを優しく投げかけてみてください。
「お父さん、そのお金は何のために貯めたの?」
「本当に使いたいこと、我慢してない?」
資産は「守るもの」であると同時に、
「人生を豊かにするための道具」でもあります。
旅行に使う。
孫に経験を贈る。
自宅を快適にリフォームする。
地域で消費する。
それは単なる支出ではなく、「生きたお金の使い方」です。
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■ 司法書士としてお伝えしたい3つのポイント
① 今年使ってもいいお金を可視化する
② 遺言書や家族信託で“安心して使える状態”をつくる
③ 元気なうちに、家族で資産の話をする
「減るのが怖い」から使えないのです。
逆に言えば、「見通しが立てば」使えるのです。
法的な整理は、消費を後押しする安心材料にもなります。
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■ まとめ
退職後の資産のピークは、本来“退職時”です。
亡くなる瞬間ではありません。
資産を残すことも大切。
しかし、使うこともまた立派な選択です。
相続は、単なる財産移転ではなく、
「人生の総仕上げ」でもあります。
80代の親と、まだ十分に話せる今こそ。
やさしく、前向きに、お金の話を始めてみませんか。
司法書士として、
そして同じ家族を持つ一人として、
その対話を全力で支援します。