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遺言書のお話

2026年03月01日

【遺贈寄付とは?】80代の親を持つ40代が知っておきたい「人生最後のお金の使い方」と相続対策

大阪の遺言書作成サポート司法書士ゆいごんのしげもり

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【遺贈寄付とは?】80代の親を持つ40代が知っておきたい「人生最後のお金の使い方」と相続対策



2026年2月26日、西武信用金庫(東京都中野区)が、遺贈寄付の普及を目指す公益財団法人「Will for Japan」と連携協定を結んだというニュースが報じられました。



相続財産の一部を、亡くなった後に寄付する「遺贈寄付」。  

今、この仕組みが少しずつ広がりを見せています。



本日は、80代の親を持つ40代の皆さまに向けて、このニュースを司法書士の視点から解説したいと思います。



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■ 遺贈寄付とは何か?  

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遺贈寄付とは、遺言書によって、自分の財産の一部または全部を、NPO法人や公益団体、自治体などに寄付することです。



今回の報道によれば、Will for Japanは遺言書作成費用を最大10万円助成。本年度だけで約150件の申し込みがあり、遺贈寄付の総額は約58億円にのぼるとのこと。



「人生最後のお金の使い方は選べることをもっと知ってほしい」



代表理事のこの言葉には、大きな意味があります。



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■ 80代の親世代に起きている価値観の変化  

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高度経済成長を支えてきた今の80代の方々は、



・子どもに全財産を残すのが当然  

・家を守ることが第一  



という価値観を持つ方も多い一方で、



・社会に何か役立つ形で使ってほしい  

・自分の意思で最終的な使い道を決めたい  



と考える方も増えています。



家族観の変化や、社会貢献意識の高まりが背景にあります。



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■ しかし、実務には注意点がある  

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遺贈寄付は「良いこと」ですが、手続きは決して簡単ではありません。



司法書士の立場から見ると、特に注意すべき点は次の3つです。



① 遺留分への配慮  

法定相続人には「遺留分」という最低限の取り分があります。これを侵害すると、後にトラブルになる可能性があります。



② 受遺者(寄付先)の適格性  

団体が将来も存続しているか、受け入れ体制があるかを確認する必要があります。



③ 遺言書の形式  

自筆証書遺言か、公正証書遺言か。内容が不明確だと執行が困難になります。



「思い」はあっても、法的に整っていなければ実現できません。



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■ 40代の子世代ができること  

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80代の親を持つ40代の皆さま。



親御さんが、



「自分のお金、最後はどう使われるんやろな」

「ちょっと寄付も考えてるんや」



とつぶやいたことはありませんか?



その言葉は、とても大切なサインです。



・否定しない  

・急がせない  

・一緒に情報を集める  



この姿勢が、親子関係を守りながら意思を尊重する第一歩になります。



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■ 「残す」だけでなく「託す」という発想  

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相続は、「財産を分ける手続き」だけではありません。



・家族に残す  

・団体に託す  

・地域に還す  



人生最後のお金の使い方は、本来「選べる」ものです。



そのためには、



✔ 家族で話し合うこと  

✔ 専門家に相談すること  

✔ 早めに準備すること  



が大切です。



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■ 司法書士として思うこと  

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私は、17回試験に挑戦し、司法書士になりました。



だからこそ思うのです。



「意思を形にする」ことの大切さを。



遺贈寄付も、相続対策も、根底にあるのは“想い”です。



高齢者が安心して、自分の人生を自分で締めくくれる社会。  

その支えになるのが、正しい法的準備です。



80代の親を持つ40代の皆さま。



「まだ元気だから大丈夫」ではなく、  

「元気な今だからこそ話せる」テーマとして、



ぜひ一度、ご家族で話し合ってみてください。



人生最後のお金の使い方は、選べます。



そして、その選択を支えるのが、私たち専門家の役目です。


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