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遺言書のお話

2026年04月09日

親の終活はいつ始める?80代の親を持つ40代が今すぐ知るべき3つのポイント

大阪の遺言書作成サポート司法書士ゆいごんのしげもり

はじめに

「親の終活、まだ早いかな…」

そう思っている40代の方は少なくありません。しかし、最近の統計データを見ると、「まだ早い」が最大のリスクになる時代が到来しています。

この記事では、80代の親を持つ40代の方に向けて、親の終活を今から始めるべき理由と、具体的な進め方について、相続遺言専門の司法書士の視点から解説します。


親の終活を先延ばしにできない3つの理由

理由1:定年後の自由時間は11万時間超—現役時代より長い人生が待っている

総務省の統計によると、定年後の自由時間は11万時間を超えると言われています。これは、なんと現役時代の労働時間よりも長い時間です。

この長い時間をどう過ごすか、そして最期をどう迎えるかは、本人が決めるべきことです。しかし、認知症などで判断能力が低下してからでは、本人の意思を確認することができません。

親が元気なうちに、人生のエンディングについて話し合うことは、親の尊厳を守ることにつながります。


理由2:高齢世帯の6割超が「ひとり暮らし」または「夫婦のみ」

現代の高齢者世帯の6割以上が、ひとり暮らしか夫婦のみの世帯です。

つまり、親が倒れたとき、認知症になったとき、すぐに気づける環境にないケースが増えているのです。

離れて暮らす子世代にとって、親の状況を把握し、適切なタイミングで終活の話をすることは、以前よりも難しくなっています。だからこそ、意識的に、計画的に動く必要があるのです。


理由3:65歳以上の認知症・MCI(軽度認知障害)は約1,000万人—「まだ早い」が命取りに

厚生労働省の推計によれば、65歳以上の高齢者のうち、認知症の方が約443万人(12.3%)、軽度認知障害(MCI)の方が約559万人(15.5%)、合わせて約1,000万人にのぼります。

認知症を発症すると、法律上、以下のことができなくなります。

・遺言書の作成
・財産管理契約の締結
・不動産の売買
・金融機関での大きな取引

つまり、認知症になってからでは、何も準備ができないのです。


親が認知症になる前に聞いておくべきこととは?

では、具体的に何を聞けばいいのでしょうか?

ポイントは"3つのT"です。


ポイント1:Timing(タイミング)—親が元気なうちに、自然な流れで

終活の話を切り出すのは勇気がいるものです。しかし、以下のようなタイミングを活用すると、自然に話ができます。

・お盆やお正月など、家族が集まるとき
・親の誕生日や敬老の日
・親が友人の訃報を聞いたとき
・テレビで相続や終活の話題が出たとき
・親自身が「そろそろ…」と口にしたとき

大切なのは、「縁起でもない」と拒否されても、焦らず、また別の機会を待つこと。一度で全部聞こうとしないことです。


ポイント2:Unit(単位)—一度に全部聞かず、小さなテーマに分けて

いきなり「財産はどうする?」「遺言書は?」と聞くと、親は身構えてしまいます。

まずは、感情に寄り添う質問から始めましょう。

・「最期に会いたい人は誰?」
・「お葬式はどんな風にしたい?」
・「お墓はどうしたい?」
・「延命治療についてどう思う?」

こうした質問に答えていくうちに、親も自分の人生の終わりについて、少しずつ考え始めます。

その後で、財産や遺言の話に移るのがスムーズです。


ポイント3:Type(タイプ)—親の性格や価値観に合わせて

親のタイプによって、アプローチを変えることも大切です。

・几帳面で計画的な親 → エンディングノートを一緒に書く
・感情的で人情派な親 → 「家族のため」という言葉をかける
・頑固で人の意見を聞かない親 → 第三者(司法書士など専門家)に同席してもらう

親の性格を理解し、それに合った方法で進めることが、終活成功の鍵です。


親と共有すべき「終活リスト」の中身

以下のような項目を、少しずつ親と確認していきましょう。

財産関係
・預貯金口座(銀行名・支店名・口座番号)
・不動産(土地・建物の所在地、権利証の保管場所)
・有価証券(株式・投資信託など)
・保険(生命保険・損害保険の契約内容)
・借入金やローンの有無
・貸金庫の有無

意思確認
・延命治療の希望
・臓器提供の意思
・介護が必要になったときの希望(施設か在宅か)
・葬儀の形式(家族葬・一般葬・直葬など)
・お墓の希望

法的準備
・遺言書の作成
・任意後見契約の検討
・財産管理委任契約の検討
・死後事務委任契約の検討

これらをすべて一度に聞く必要はありません。何度かに分けて、親のペースで進めていくことが大切です。


遺言書は絶対に必要?認知症になる前に準備すべき理由

遺言書がない場合、相続は「法定相続」となり、以下のような問題が起こります。

・遺産分割協議がまとまらず、家族が対立する
・不動産が共有名義になり、売却も活用もできなくなる
・預貯金の引き出しに時間がかかり、葬儀費用や生活費が工面できない

一方、遺言書があれば、親の意思に沿った相続が可能になり、家族間のトラブルを防ぐことができます。

特に、以下のようなケースでは、遺言書が不可欠です。

・子どもが複数いて、財産の分け方に差をつけたい場合
・配偶者に全財産を残したい場合
・特定の子どもに事業や不動産を継がせたい場合
・相続人以外(孫や内縁のパートナー)に財産を残したい場合

遺言書は、認知症になる前でなければ作成できません。だからこそ、早めの準備が重要なのです。


認知症になったらどうなる?資産凍結のリスクと対策

もし親が認知症になった場合、以下のような「資産凍結」が起こります。

・銀行口座からお金を引き出せない
・不動産を売却できない
・施設入居の契約ができない

このような事態を防ぐために、認知症になる前に準備しておくべき制度があります。

任意後見契約

親が元気なうちに、将来認知症になったときに財産管理や身上監護をしてもらう人(後見人)を決めておく契約です。

家族信託

親の財産を信頼できる家族に託し、管理・運用してもらう仕組みです。認知症になっても、財産の管理が継続できます。

財産管理委任契約

判断能力が低下する前から、財産の管理を家族に任せる契約です。

これらの制度は、専門家(司法書士や弁護士)に相談しながら、親の状況に合わせて選ぶことが大切です。


終活を拒む親にどう向き合うか?

「縁起でもない」「まだ早い」と言う親も多いでしょう。

そんなときは、以下のような言葉をかけてみてください。

・「お父さん(お母さん)の希望を聞いておきたいんだ」
・「私たちが困らないように、教えてほしい」
・「元気なうちに、ちゃんと話しておきたいんだよね」

また、エンディングノートを一緒に書く、テレビ番組や雑誌記事をきっかけに話題にする、といった工夫も有効です。

それでも難しい場合は、第三者である専門家の同席をお勧めします。司法書士や行政書士、ファイナンシャルプランナーなど、中立的な立場の専門家が同席することで、親も安心して話しやすくなります。


40代の今だからこそできる、親孝行としての終活サポート

終活は、親だけのものではありません。

残される家族が困らないため、そして親の意思を尊重するための、家族全員のプロジェクトです。

40代の私たちは、仕事も家庭も忙しい世代です。しかし、だからこそ、計画的に、効率的に、親の終活をサポートすることが求められます。

「あのとき、ちゃんと聞いておけばよかった…」

そんな後悔をしないために、今日から少しずつ、親との対話を始めてみませんか?


まとめ:親の終活は「まだ早い」ではなく「今がベストタイミング」

この記事では、親の終活を今すぐ始めるべき理由と、具体的なアプローチ方法についてお伝えしました。

ポイントをまとめます。

・定年後の自由時間は11万時間超—親が元気なうちに話し合うことが大切
・65歳以上の認知症・MCIは約1,000万人—「まだ早い」が最大のリスク
・親と話すときは"3つのT"(タイミング・単位・タイプ)を意識する
・遺言書や任意後見契約は、認知症になる前に準備する
・親が拒む場合は、専門家の力を借りることも検討する

終活は、親の人生の集大成を支える、大切な親孝行です。

ぜひ、今日から一歩を踏み出してください。

ご不明な点や、具体的な進め方についてのご相談は、お気軽に専門家にお問い合わせください。


参考記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a7fdb11e44f48c8aeacaaab275edd87fe50d155
https://news.yahoo.co.jp/articles/93ecd6a0c9eda45b48c7d17ba6a05647b2fe4605
https://news.yahoo.co.jp/articles/f77be87dcb70d5ed60deffeee8ce1a8297242f07


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